ツールチップの表示にはCToolTipCtrlクラスを利用することで実現できます。
下記のサンプルは、マウスを動かしてから一定時間動きを止めると、
ツールチップが表示されるものです。
サンプルの説明を以下に示します。
まず、ツールチップを作成します。作成はOnInitialUpdate関数で行い、
表示する文字列を”つーるちっぷ”と設定します。
次に、ツールチップを表示するためにマウス移動時の処理を実装します。
移動処理はOnMouseMove関数で行い、ツールチップにマウス情報を
渡してツールチップの表示を実現しています。
class CMyView : public CView
{
.
.
public:
CToolTipCtrl m_ttip; // ツールチップコントロール
.
.
}
void CMyView::OnInitialUpdate()
{
if (m_ttip.Create(this))
{
m_ttip.AddTool(this, "つーるちっぷ");
}
}
void CMyView::OnMouseMove(UINT nFlags, CPoint point)
{
MSG msg;
if (m_ttip.GetSafeHwnd())
{
msg.hwnd = GetSafeHwnd();
msg.message = WM_MOUSEMOVE;
msg.wParam = nFlags;
msg.lParam = MAKELPARAM(LOWORD(point.x), LOWORD(point.y));
msg.time = 0;
msg.pt.x = point.x;
msg.pt.y = point.y;
m_ttip.RelayEvent(&msg);
}
}